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ibasho映画祭 ​代表挨拶

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萩ibasho映画祭本部長
柴田寿美子

私は「萩ツインシネマ」に出会う前、映画館のない街に育ち、映画館で映画を観ることが特別な非日常の時間だと思っていました。しかし、萩ツインシネマは私たちにとって映画の居場所となり、ここでの映画体験が日常の一部となりました。

特定非営利活動法人萩コミュニティシネマは2004年に前身の株式会社から映画館「萩ツインシネマ」の運営を引き継ぎ、2024年で20周年を迎えました。この20年間で、山口県内にあった4つのミニシアターは次々と閉館し、萩ツインシネマも閉館の危機に直面していました。しかし、映写機の故障から復帰するための全国からのクラウドファンディング、その翌年のミニシアターエイドの支援のおかげで、奇跡的に今日を迎えられています。

毎日のお客様の数は多くはありませんが、この奇跡的なチャンスを活かし、新しい挑戦をしたいと思います。私たちは映画に居場所を提供するという思いから、映画のイベントにコンペティション部門を加え、映画祭を開催することに決めました。

この映画祭は地方都市、山口県萩市の映画館「萩ツインシネマ」で開催されます。まだ脚光を浴びていない作品を世に届けるため、新しい発想やチャレンジをもって映画の時間を紡いでいきます。非日常の体験を、この街が守り育ててきた「萩ツインシネマ」で、特別な映画に出会いながら楽しんでみませんか?

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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柴田寿美子 略歴

●島根県松江市出身
●2004年特定非営利活動法人コミュニティシネマにボランティアとして参加
●2015年より映画館支配人
●2023年前理事長の死去により、法人の代表として、萩ツインシネマ館長

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